■ こんなこと、ありませんか?

・布団に入っても、なかなか寝つけない
・夜中にふと目が覚めて、そのあと眠れない
・ちゃんと寝たはずなのに、朝がスッキリしない

冬が近づくと、こうした眠りの悩みを感じる方が増えてきます。

「夜更かししてるわけでもないのに…」
「疲れてるはずなのに、なぜ?」

そんなふうに思われるかもしれませんが、
実はこれ、冬特有の体の反応が関係していることが多いのです。

■ 冬の入り口は「眠りが浅くなりやすい」時期

私たちの体は、寒さを感じると
「熱を逃さないように」と、無意識に力が入ります。

特に、肩・首・背中の筋肉がこわばりやすく、呼吸も浅くなりがちです。

この状態は、いわば「体が緊張モード」のまま。

眠りに入るためには、
「交感神経(活動モード)」から
「副交感神経(休息モード)」への
切り替えが必要ですが、

冷えと緊張が重なっていると、
この切り替えがうまくいかなくなります。

つまり、
「眠れない」「眠りが浅い」のは、
意志の問題ではなく、
体が季節の変化に反応しているサインなのです。

■ 東洋医学では「陽気の巡り」で考えます

東洋医学では、
冬は「陽気(体を温め、動かすエネルギー)」が
内側に収まろうとする季節とされています。

この陽気がうまく巡らないと、
・手足は冷えるのに、頭はのぼせる
・考えごとが止まらない
・リラックスしたいのに、体がこわばる

といった状態になりやすく、
これが眠りの質に影響します。

「頭寒足熱」という言葉がありますが、
冬に眠りを整えるには、
「下半身・お腹を温めて、上半身の緊張をゆるめる」
というバランスがとても大切です。

■ 今日からできる3つのセルフケア

「温めて、ゆるめて、呼吸で落とす」

この3つを意識するだけで、
眠りへの切り替えがスムーズになりやすくなります。

全部やる必要はありません。
どれか1つ、心地いいと感じるものから試してみてください。

【1】首の後ろを温める(2〜3分)

首の後ろには、自律神経に関わる大切なポイントがあります。
ここを温めることで、体が「休んでいいよ」というサインを受け取りやすくなります。

<やり方>
・蒸しタオル、カイロ、ネックウォーマーなどを使用
・「じんわり温かい」くらいの心地よい温度で
・熱すぎる刺激は逆効果になることも。無理なく行いましょう

<ポイント>
髪の生え際のあたり(後頭部と首の境目)を中心に温めると◎

【2】お腹を温める(3〜5分)

東洋医学では、お腹は「気(エネルギー)」の中心とされています。
お腹が冷えていると、全身の巡りが滞りやすくなり、
手足の冷えや寝つきの悪さにつながることがあります。

<やり方>
・腹巻き、湯たんぽ、ホットパックなどを活用
・温かい飲み物(白湯、ほうじ茶、しょうが湯など)もおすすめ
・「内側からじんわり温まる感覚」を大切に

<ポイント>
おへその下(下腹部)を中心に温めると、
下半身全体の巡りが良くなりやすいです。

【3】寝る前の呼吸(1分)
呼吸は、自分でコントロールできる数少ない自律神経へのアプローチです。
特に「吐く息」を意識すると、副交感神経が優位になりやすくなります。

<やり方>
・鼻からゆっくり吸う
・口から細く、長く吐く
・「吐く」を少しだけ長めに(無理のない範囲で)
・1分ほど、5〜6回繰り返す

<ポイント>
「うまくやろう」としなくて大丈夫。
ただ「吐く息を少し長くする」だけで十分です。

■ うまく眠れない日が続くときは

眠れない日が続くと、

「自分の努力が足りないのかな」
「どこか悪いのかな」
と不安になることがあるかもしれません。

でも、眠れないということは、
それだけ体が環境の変化に対応しようと頑張っている証拠でもあります。

まずは、
「温めて、ゆるめて、呼吸で落とす」
この小さなケアから始めてみてください。

それでも眠りが整いにくいときは、
体の状態を外から整えることも、ひとつの選択肢です。

■ 当院でできること

当院では、
・鍼灸で自律神経のバランスを整える
・整体で首・肩・背中のこわばりをゆるめる
・全身の巡りを良くして、眠りやすい体の土台をつくる

といったアプローチで、
眠りの質を整えるお手伝いをしています。

「最近なんとなく眠れない」
「朝がつらい」
「セルフケアだけでは限界を感じる」

そんなときは、お気軽にご相談ください。
体の状態を見ながら、あなたに合った整え方をお伝えします。

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美と健康のオーダーメイド鍼灸整体サロン月海

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